脳の発達のこと


こんにちは。

飯田市上郷にある、うたとピアノの音楽教室アリアです♪


暑い暑い夏休みのあいだに、我が家で蛹になった蝶たちが次々旅立って行きました。
自然界では卵が無事に成虫になれる確率はアゲハチョウで1%以下だそうです😳
厳しい生存競争ですね。


さてさて、わたし自身もそうだったし教室でもたびたび目にすることなのですが、文字を書きはじめの幼児さん、左右反転した鏡文字を書くことがよくあります。
字が書けるようになってからではとても再現が難しいこの現象、実は脳の発達段階と深く関係しています。

脳は右脳と左脳に分かれています。私たちの身体のパーツも、左右一対のものが多くあります。
この、右と左(と上と下)を自動的に判断して操るのって、実はとーってもとーっても複雑な神経の命令系統が必要なのです。
生まれてまだ数年、日々新しいことだらけの幼児さんでは右脳と左脳の働きがまだごちゃまぜ…というより、どこが何を担当するかはっきり決まっていません。自分の周りの空間が右か左か上か下かも自動認識がむずかしい段階で、両目で見た情報が脳に着くまでに反対側の脳に行っちゃったり歪んだりひっくり返っていたりうまくひとつにならなかったりなんてことがむしろ普通。それが普通で育ってきているので違和感なく暮らしているのですが、新たなスキルである文字を書くこととなると、これを脳にインプットしてさらに左右どっちかの手まで伝えて5本の指も操作して紙に…なんて大仕事でしょうか!

上下左右の自動認識が定まってくるのが、実は小学校に上がるころの年齢だそうです😳
ピアノ講師の方はよく耳にする話かもしれませんが、最終的に右手のコントロールは左脳、左手のコントロールは右脳、と言われています。

ピアノ演奏には耳や心やいろいろな要素が必要になってきますが、まず指を思い通りバラバラに使うことがどれだけ複雑なことか、特に幼児さんにとってたった一本選んで使うのがどれほどの大イベントか、このことからも想像できる気がします…
わたしたちがその難しさを理解して、じっくりと寄り添ってあげたいですね。

音楽教室アリア

飯田市上郷

https://aria-music.localinfo.jp

音楽教室アリア

長野県飯田市上郷にある、うたとピアノの音楽教室アリアです。

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