うたの呼吸
こんにちは。
飯田市上郷にある、うたとピアノの音楽教室アリアです♪
お流行りの某少年漫画に出てきそうなタイトルではありますが、うたの呼吸に型はありません(笑)
歌やソルフェージュのレッスンをしていく中で楽器でも思うように呼吸が使えていないと気づいた生徒さんが、クラリネット持参でレッスンにやってきました。
管楽器の専門的なことはわたしには言えませんが、いつも歌をレッスンしている生徒さんの演奏する姿を見ていると、息が流れる方向が不思議と見えてきます。そして、歌で呼吸を使い切れていない部分、力みがちな部分は楽器でもやはりウィークポイント。ほんの少し息の方向性や吸い方吐き方を変えるだけで響きが変わり、音色がぐっと艶を増しました。
この数ヶ月は遠方の先生とオンラインレッスンのみで試行錯誤してきた生徒さん、楽しそうに演奏して晴れ晴れとした顔で帰っていきました♪
ウィーンフィル奏者たちを講師としたレッスンで通訳をさせていただいた時、弦も管も、どの楽器の先生も共通して使っていたのが
「歌うときみたいに〜して」
という例えです。
わたしは、歌なんてアクションが目で見えないし、いちばん抽象的でわかりにくいと思っていたので(笑)、先生方のそのひとことで生徒さんたちの演奏が目に見えてよくなるのを魔法のように思っていました。
そんな経験を繰り返し、自分でも教えるようになって魔法の正体が呼吸だということに気づいてみると、管楽器だけでなく弦や鍵盤楽器でも息の流れが見えるようになってきたのです。
おかげで抽象的で説明のしようがないと困り果てていた歌のことも、どうにか伝えることができるようになってきたのかな、と思います。
チェンバロでも言葉やセンテンスのアーティキュレーションに乗せて演奏することを実践中です。
呼吸と音楽がいろいろな形で繋がって、もうひと息でまた何かが見えてきそうな気配。次のステップが楽しみな最近です。
音楽教室アリア
飯田市上郷
https://aria-music.localinfo.jp
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